悩む人急な用事で知人の車に乗ることになったんだけど、チャイルドシートがない……このまま子どもを乗せても大丈夫?
ひろ突然の用事で知人の車に乗るときなど、チャイルドシートが無い場面はよくあるので困りますよね。
私もチャイルドシートが無くて困ってしまった経験があるので、この悩みはよくわかります。
本記事ではチャイルドシートがないときの対処法と、違反にならない条件を状況別・法律別に整理しました。道路交通法と施行令の条文を確認したうえで解説しているので、あわせて読めば安心して対処可能。
- チャイルドシートがないときにまず取るべき3つの対処法
- タクシー・レンタカー・祖父母の車など状況別の正解
- 法律で定められた使用義務と違反時の罰則
- 違反にならない8つの例外条件
- やってはいけないNG行動と便利な代用アイテム
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チャイルドシートがないとき|結論は3つの対処法
結論から言うと、チャイルドシートがないときの対処法は3つに絞られます。状況に応じて、優先順位をつけて検討しましょう。
タクシー・バスの利用
タクシーやバスはチャイルドシートの使用義務が法令上免除されています。急な移動が必要なときは、タクシーを呼ぶのがもっとも安全で確実な選択肢。
折りたたみ式・簡易シートの常備
「スマートキッズベルト」「折りたたみチャイルドシート」など、コンパクトに持ち運べる代替製品があります。かばんに常備しておくと、急な乗車にも対応できます。
選ぶ際はEマーク(UN ECE R44)認証品かどうかを必ず確認してください。
移動の延期・代替手段の検討
どうしても準備が間に合わない場合は、移動を翌日以降に延期するのも一つの方法です。カーシェアリングでチャイルドシート付きの車両を手配するのも現実的。
「大人が抱っこして乗る」は絶対にNG。衝突時には大人の体重が慣性力として子どもに集中し、かえって重傷を負わせるおそれがある。
チャイルドシートがないとき|状況別の正解
「チャイルドシートがない」と一口に言っても、置かれている状況によって取るべき対応はさまざまです。よくある4つのシーン別に見ましょう。
タクシー・バスを使う場合
タクシー・バスの利用は、前述のとおりチャイルドシートの使用義務が免除される対象です。くわしい例外条件は後述します。
急な用事で自家用車が使えないときは、タクシーアプリ(GO、DiDi等)を使うのが最速の解決策。
ただし、タクシーでもチャイルドシートの持ち込みは可能です。折りたたみ式のコンパクトシートがあれば、タクシー乗車時にも装着可能。
祖父母の車・知人の車に急に乗る場合
実家や友人宅からの帰り道など、急にチャイルドシートが必要になるシーンは少なくありません。事前にできる対策は次の3つ。
- 訪問先でチャイルドシートを借りられないか事前に確認する
- スマートキッズベルト(Eマーク認証品・携帯可能)を日頃からかばんに入れておく
- 近距離であっても「チャイルドシートがないなら乗らない」を原則にする
👉 祖父母宅で使うならお手頃チャイルドシート紹介 / スマートキッズベルトは違反?取り締まり事例を解説
レンタカーの場合
レンタカー会社の多くは、チャイルドシートを有料オプションで貸し出しています。予約時に「チャイルドシート付き」プランを選ぶか、電話で確認しておきましょう。
当日追加できる店舗もありますが、繁忙期は在庫切れになりやすいため事前予約が確実。
なお、レンタカーは自家用車と同じ扱いです。そのためチャイルドシートの使用義務そのものが免除されるわけではありません。
子ども連れでレンタカーを利用するときは、必ずチャイルドシート付きプランを手配してください。
急な病院への移動(緊急時)
子どもの体調が急に悪化して、一刻も早く病院へ向かいたい場面もあるでしょう。
そのような緊急搬送が必要な場合は、救急車を呼ぶのが最善です。救急車(消防用車両)にはもともとチャイルドシートの義務が適用されません。
どうしても自家用車で向かう必要がある場合は、違反リスクより安全を優先してください。
「応急の救護のため医療機関などへ緊急に搬送する必要がある」状況は、法律上の免除条件に該当する可能性があります。念のため、事後に医師や警察へ確認しておくと安心です。
チャイルドシートがないとき|法律の使用義務と罰則
チャイルドシートがない状況を正しく判断するために、まずは法律上の義務と罰則を確認しておきましょう。
道路交通法で定められた使用義務
日本では道路交通法第71条の3第3項により、6歳未満の幼児を乗せる場合にチャイルドシート(幼児用補助装置)の使用が義務付けられています。この法律は子どもの安全を守るために設けられており、違反すると罰則が科されます。
警察庁とJAFが合同で実施した最新の全国調査(令和8年5月実施)では、6歳未満のチャイルドシート使用率は84.0%でした。一方で、チャイルドシート不使用者の致死率は適正使用者の約5.3倍というデータもあり、たとえ短距離・低速であっても使用の有無が命に関わることがわかります(出典:警察庁「チャイルドシートの使用状況等について」2026年9月公表)。
違反した場合の罰則
チャイルドシートを使用させずに6歳未満の幼児を乗車させて運転すると、「幼児用補助装置使用義務違反」として運転者に基礎点数1点が加算されます。反則金の定めはなく、この点数はその後の運転免許の停止・取消しなど行政処分の判断材料になる点に注意してください。
チャイルドシートがないとき|違反にならない8つの例外
道路交通法第71条の3第3項には「政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りでない」というただし書きがあります。この政令(道路交通法施行令第26条の3の2第3項)で定められた免除条件は、全部で8つです。
法律で定められた8つの例外条件
条文の表現をそのまま使うと難しく感じるため、内容をかみ砕いて一覧にしました。とくにタクシー・バスの利用(6)と緊急搬送(8)は、日常でも該当しやすい条件です。
| 号 | 免除される場合 |
|---|---|
| 1 | 座席の構造上、その座席にチャイルドシートを固定できないとき(ほかの座席でその子にチャイルドシートを使わせられる場合は除く) |
| 2 | 乗車人数が多く、全員分のチャイルドシートを固定できないとき(固定できない人数分のみ、定員の範囲内で免除) |
| 3 | 負傷や障害のため、チャイルドシートの使用が療養・健康保持上よくないとき |
| 4 | 著しい肥満など体格の事情で、適切にチャイルドシートを使わせられないとき |
| 5 | 運転者以外の人が、授乳など、チャイルドシートを着けたままでは行えない世話をしているとき |
| 6 | 路線バス・貸切バス・タクシーなど一般旅客自動車運送事業の運転者が、その事業のお客として幼児を乗せるとき |
| 7 | 特定の人の求めに応じる運送を除き、人を運ぶために使われる自動車の運転者が、その運送のために幼児を乗せるとき(道路運送法第78条第2号・第3号に該当する場合。具体的にどの運送が該当するかは条文の文言で判断されます) |
| 8 | 応急の手当てのため、病院や役所などへ緊急に搬送する必要があるとき |
参考資料
道路交通法施行令 第26条の3の2 | e-Gov法令検索
子供を守るチャイルドシート | 警察庁
免除される場合でも安全対策は必須
これらの状況ではチャイルドシートの着用義務が免除されます。ただし、子どもの安全対策そのものが不要になるわけではありません。
シートベルトが使える状況なら必ず着用させ、抱っこでの乗車は避けてください。
細かい条件の当てはめに迷う場合は、自己判断だけで済ませず、最寄りの警察署に確認しておくと安心です。
後部座席での抱っこは、次の記事でさらにくわしく解説。
チャイルドシートなしの抱っこは後部座席でも違反?法律と安全性を徹底解説

チャイルドシートがないとき|安全対策とやってはいけないこと
チャイルドシートがない状況でも、子どもの安全対策は最優先です。一時的な代替案の注意点と、絶対に避けるべき行動を確認しておきましょう。
一時的な代替案と注意点
市場には、緊急用のチャイルドシート代替商品も存在します。使用する際は、次の3点に注意してください。
- 製品の安全性(Eマーク認証の有無)を確認すること
- 正しい使用方法を事前に学んでおくこと
- あくまで一時的な解決策として使うこと
チャイルドシートがないときにやってはいけないこと
チャイルドシートがない状況で、やってしまいがちなNG行動を確認しておきましょう。
そのほか、例外に該当しないまま6歳未満の子どもを乗せて走行することも道路交通法違反です。運転者には基礎点数1点が加算されるので注意してください。
チャイルドシートがないとき|便利な代用アイテム3選
チャイルドシートがないときに役立つ、代用アイテムを3つ紹介します。いずれも「一時的な備え」として、かばんに入る大きさのものを選ぶのがポイント。
旅行用折りたたみチャイルドシート
折りたたみ式のチャイルドシートは、旅行時の持ち運びに便利です。コンパクトに畳めるので、車内でも場所を取りません。
選ぶときは次の4点を確認しましょう。
- Eマーク(UN ECE R44)認証取得品を選ぶ(未認証品は安全性が保証されない)
- 対象年齢・体重を確認する(多くは15〜36kg=3歳〜12歳程度)
- 設置方法がシートベルト式かISOFIX対応かを確認する
- 収納時のサイズ・重量(持ち運び用なら3kg以下が目安)

簡易チャイルドシートは、次の記事でEマーク認証の見分け方までくわしく解説。
簡易チャイルドシートって違法?eマークなしは法律的にどう?安全な使い方を解説
携帯可能なシートベルト調整器
シートベルト調整器は、大人用シートベルトを子どもの体格に合わせて調整するアイテムです。正しく装着すれば、チャイルドシートがない場合の一時的な対策として使用可能。
シートベルト調整器(ポジショナー)はチャイルドシートの代替品ではありません。6歳未満の幼児に使っても、法律上の使用義務は満たさない点に注意してください。
有効なのは、主に次の2ケース。
- 6歳以上で体格が小さく、大人用ベルトが首にかかってしまう場合
- ジュニアシートからの卒業期に、補助として使う場合
スマートキッズベルト(Eマーク認証)は、3〜12歳向けの代替として使えます。
安全認証済みのポータブルシート
ポータブルシートは軽量で設置が簡単なため、急な車移動にも対応できます。「ポータブルシート」「簡易チャイルドシート」を選ぶときは、次の4項目を必ず確認してください。
| チェック項目 | 確認方法 |
|---|---|
| Eマーク認証 | パッケージ・説明書に「E」マークの記載があるか |
| 対象体重 | 子どもの現在の体重と照合する |
| 装着方式 | シートベルト固定かISOFIX対応か |
| 日本語取扱説明書 | 並行輸入品は説明書が外国語のみの場合がある |
認証なしの格安品(海外製など)は安全性が保証されないため、緊急時であっても避けてください。
ひろ何よりも子どもの安全が一番ですね。
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チャイルドシートがないとき|よくある質問
チャイルドシートがないときによく寄せられる質問をまとめました。
まとめ|チャイルドシートがないときの対処法
本記事では、チャイルドシートがないときの対処法と、違反にならない条件を解説しました。
チャイルドシートがないときの結論:タクシー・バスを呼ぶ、携帯用シートを常備する、移動を延期する、の3つが基本の対処法です。
法律上の義務:6歳未満の子どもには道路交通法でチャイルドシートの使用が義務付けられ、違反すると基礎点数1点が加算されます。
免除される場合:道路交通法施行令で定められた8つの「やむを得ない理由」に該当すれば、使用義務が免除されます。
安全のために:免除される状況でも、大人が抱っこして乗せることだけは絶対に避けてください。
悩む人状況別の対処法と、免除される条件がわかって安心しました。
お子さんの安全を守るためにも、ぜひこの記事の内容を活用してください。
あわせて、チャイルドシート選びに関する記事もまとめました。
- 新生児おすすめチャイルドシート!メーカー別に違いを比較(0歳〜)
- ジュニアシートのおすすめ比較表で違いをチェック!メーカー&年齢別
- チャイルドシートなしの抱っこは後部座席でも違反?法律と安全性を徹底解説
- チャイルドシートは後部座席のどっち側?助手席後ろ・運転席後ろの安全な選び方
- スマートキッズベルトは違反?捕まる事例・合法範囲・危ない使い方を解説
- 簡易チャイルドシートって違法?eマークなしは法律的にどう?安全な使い方を解説
参考資料
子供を守るチャイルドシート | 警察庁
道路交通法施行令 第26条の3の2 | e-Gov法令検索


何人まで乗れるのかが気になる方は、こちらも参考にしてください。


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